「パコと魔法の絵本」…絶対楽しめる一編です

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「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督の新作は、仕事に打ち込みすぎた孤独な偏屈クソジジイ大貫が、天使のような少女パコとの交流によって本来の人間らしさを取り戻していくというお話。
こんな中世ヨーロッパのクリスマス寓話のようなこのお話を中島監督は文字通り絵本から抜け出たような、デジタル技術を駆使した極彩色のファンタジーに仕上げちゃいました。
溢れでる原色の洪水…
まるで絵本の中にあるような病院を舞台に医者や看護師や入院患者、一癖も二癖もあるような登場人物が織りなす物語…。
交通事故の後遺症により目覚めると昨日の記憶を全て失ってしまうパコ…。
そんなパコの記憶の中に居続けたいと願う大貫…二人に残された時間はあとわずかしかない。
泣けます…涙腺からありったけの水分を絞り出すがごとくひたすら泣けます。
たかが映画でこんなに泣いちゃって俺って大丈夫なんだろうか?って思うくらい…まず、脚本がいいですね。まあちょっと引いちゃう寒いギャグなんかもありますけど、それはそれでご愛嬌…確かに見てくれはファンタジーの体裁を取ってはいますが、大貫とパコの心の触れ合いがしっかり描けているので主軸がぶれないんですね。
だから映画に安定感があるのです。 オーボエの初心者なんですがこの映画の音楽も引いてみたいな。
そしてパコを演じるアヤカ・ウィルソンの天使のような笑顔。
これこそ文章では描けない映像ならではの説得力だね。

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